プライヤ
●プライヤの仕組と特長〔使いみち〕
・プライヤは、つかむ、切る、回すという3つの働きをする便利な工具です。つまり、しっかりとものをつかむことのできることと、やや大きなものをつかんで回す働き、そして針金を切ることができるという3つです。また、つかむものの大小によって、口の開き方が変えられるようになっています。これは、かしめの部分を動かせるようになっているからで、プライヤの大きさに比べ、かなり大きなものもつかむと同時に、回すことができます。便利な工具ですので、主に自動車関係や自転車、家庭用などに使われています。
・プライヤと呼ばれる工具の種類が多いため、特に、コンビネーションプライヤと呼んでいます
〔寸法・種類〕
・プライヤの寸法は、全体の長さで呼びます。しかし実際の長さは、寸法より少し違っています。その関係を表したのが表1です。大きさは3種類となっています。
・使いみちでふれましたように、針金を切ることができますが切れる線材は、クギ用鉄線(SWM-N)で150mmで2.0mmまでのもの、200mmで2.6mm、250mmプライヤが3.2mmまでのものです。
〔使われている材料〕
・機械構造用炭素鋼(S55C)、あるいはそれ以上の品質のものが使われています。熱処理されたくわえ部の硬さは、ロックウェルCスケールで48になっています。なおJISでは、切れ味試験、変形試験などについて厳しい規定があります。
| (表-1) | |||
| 呼び寸法(mm) | 150 | 200 | 250 |
| 全長(mm) | 約165 | 約203 | 約248 |

●プライヤの種類
●その他のプライヤ
(参 考)
・シンノーズプライヤ
この製品の使いみちは、コンビネーションプライヤと同じですが、先の部分が薄くできており狭い所や薄いナット等をつかむのに最適です。寸法は全長175mmとなっています。
・ベントノーズプライヤ
シンノーズプライヤの先の部分が、30°の角度に曲げてありますので、平面にあるものをつかんだり、釘などを抜くのに便利です。寸法は全長175mm。
・ロングノーズプライヤ
先端が細くて長いので、狭い個所の細工仕事に最適です。電気関係や自動車の整備工具として、欠くことができない製品です。寸法は全長160mm。
・ウォーターポンププライヤ
くち開きは数段階に広げることができ、くわえ部はパイプレンチと同じ歯型で、パイプ、丸棒等にガッチリと食い込みます。厚さも薄いので、狭い場所で大きいものをつかんで作業ができ、配管工事等で欠かせない工具です。寸法は全長250mmと300mmの2種類となっています。姉妹品としてRウォーターポンププライヤ、スプリングウォーターポンププライヤ、ドライバー付きウォーターポンププライヤ等があります。
・溝付きウォーターポンププライヤ
ウォーターポンププライヤの強力型で、パイプ作業(ガス、水道などの配管作業)に使われます。本体のみぞと突起の合理的かみ合わせ機構で、強力な締付けができ、耐久性にもすぐれています。寸法は全長200mm、250mm、300mm、400mmの4種類があります。



●プライヤの使い方
〔使い方の注意〕
・他の工具と同じように、無理をして使わないこと。使う時は、なるべぐ柄の端の方を持つようにしますと力が入ります。あまり柄の元の方を持って作業をしますと、力が入らないばかりでなく、人さし指のつけ根の皮をはさむことがありますから、充分気をつけて下さい。




