片目片口スパ
●片目片口スパナの仕組と特長〔使いみち〕
・これは、同じ呼びの一方が、めがねレンチのくちをもち、他方がスパナのくちを持ったものです。ボルト・ナットの仮締めにはスパナのくちを使い、本締めにはめがねのくちを使うというように使い、スムーズに能率よく作業できる工具です。JISのスパナやめがねレンチに比べ、呼び寸法が大きくなるにつれて全長が長くなっていますので、同じ力を入れても、長い分だけ強く締付けができます。
〔寸法種類〕
・片目片口スパナは、両端のくちの二面幅寸法が同じものを組合わせてありますので、例えば二面幅寸法が30mmのものは、片目片口スパナ30と呼びます。
・スパナ側のくちの傾きは、柄中心線に対して15度の角度になっています。メガネ側のくちの傾きは0度ですが、柄に対して15°オフセットしていますので、ボルト・ナットの近くにじゃま物があっても、締めやすいようになっています。
・JISでは、呼び 5.5から55まで、32種類が決められています。
〔使い方の注意〕
・片目片口スパナは、六角ボルト・ナットの頭に正しく合った寸法のものを使って下さい。ボルト・ナットの二面幅は、スパナの口の内側の面にぴったりついていませんと、力を入れた時、六角頭の角を丸くしたり、スパナが空回りしたりして、大変危険ですからよく注意してください。
・また、スパナの頭でこじあけたりしますと、工具が変形することがありますので危険です。
・サイズが合わないスパナに物をつめて使いますと、工具やボルト・ナットが傷んだり、またつめた物が外れやすいくなりますが、これは外れた時、空転したりしますので大変危険です。
(参 考)
・フレアナットレンチ
これは、めがねレンチの15°オフセット形と両口スパナを重ねたようなものです。配管用フレアナットの締付けやゆるめを作業する時、配管の中途から、12角の切口から挿入してナットにはめればスムーズに回せ、ナットを傷めずに、強力に締付けることができるように作られていて、大変便利です。



